医療リンパドレナージセラピスト資格取得方法と養成講習会について
医療リンパドレナージセラピストは通常のリンパケアマッサージよりさらに医療に特化し、治療として施術を行うことができる資格です。では、医療リンパドレナージセラピストとしての資格を取得するにはどうしたらよいのでしょうか。
医療リンパドレナージセラピストの資格取得方法
医療リンパドレナージセラピストはお医者さんの診断や指示のもとにリンパケアを治療として行う施術者のことを言います。この資格を取得するには、養成講習会を修了する必要があります。
すでに、医療リンパドレナージセラピストの資格を得て活躍している人は2000名近くおり、全国の国公立病院や大学付属病院で活躍しています。医療リンパドレナージセラピストを取得する人たちの特徴はすでに医療に従事している人が多いと言うことです。
医師や正看護師、さらには理学療法士や作業療法士がいますし、あん摩マッサージ指圧師などもいます。ほとんどの方がリンパ浮腫医療への関心が高く、養成講座の受講を決められています。
リンパ浮腫とはリンパ管に障害があって老廃物の運搬機能が低下して、皮下組織に余分な水分やタンパク質が異常に貯まっている状態のことを言います。リンパ浮腫の問題を抱えていると体がむくんでだるかったり、疲れやすくなったりします。そして、人によっては皮膚炎になってしまうこともあるのです。
養成講習会について
リンパ浮腫の問題を抱えるのは女性に多く、思春期の女性や妊娠や出産前後に発症することもあり、その対処法としてリンパケアが有効と言われています。
医療リンパドレナージセラピストの養成講習会では、このリンパ浮腫にどのように取り組んでいくかが徹底的に扱われます。養成講習会では、複合的理学療法の知識だけではなく技術も習得できるようにプログラムが組まれており、養成講習会を修了してもさらに技術を伸ばしていきたい人には継続研修制度も設けています。
養成講習会は3段階あり、初級講習会と中級講習会、そして修了試験があります。継続研修ではブラッシュアップ講習会やスキルアップ講習会、そして特別講習会や上級講習会があり、より一層効果的で実行力の高い技術と知識を身につけられるようになっているのです。
養成講習会の講師たちはドイツの専門コースで学んできた方たちや、ドイツのリンパケアの権威の学校で教員免許を取得しているような方たちなので授業の質が高いことが期待できます。
より専門的な資格である医療リンパドレナージセラピストはこれからも多くの人のリンパ浮腫という問題を和らげてくれることでしょう。
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